こんにちは、ささいな一言を1日中考えてしまうひつじです。
あなたは人に気持ちを伝えるのは得意ですか?
私は苦手です。
意地を張った一言でたくさんの失敗をしてきました。
この記事は、
不器用な人に読んでほしいマンガ、「赤灯えれじい」のレビューです。
本音を言えない人。
身内に意地っ張りがいる人。
あの時言った一言を後悔してる人。
そんな経験がある人にに読んでほしいマンガです。
「赤灯えれじい」2000年代少し古い漫画です。
理想の恋愛漫画ではありませんし、
むしろ、身近によくある出来事を描いた青春恋愛漫画です。
赤灯えれじいは、悪気のない一言が全てを変える一言になることを教えてくれます。
職場やSNSで本音を伝えられない人も,
素直になることの大切さを教えてくれる漫画です。
電子書籍に移行しようと片付けていましたが、
思い出の詰まったこの漫画を読み返して、
泣いてしまったので記事にしました。
この漫画は捨てません。
・家出から始まった人生。
・無一文経験者。
・人生経験豊富過ぎて渋滞。
・心に余裕ができる本が好き
赤灯えれじいってどんなマンガ?
初恋でもない。
運命的でもない。
ありがちな日常から始まる恋愛青春マンガです。
最近のようなキラキラした物語ではないけれど、
誰しも経験がある共感を感じる漫画です。
ヘタレでどんくさい気づいたらフリーターのさとしと、
意地っ張りで短気で照れ屋な同じくフリーターのチーコ。
一言をきっかけに付き合いが始まり、
ケンカをしながらゆっくりホントにゆっくりと成長していく物語です。
赤灯えれじいの作者、代表作
きらたかし
山田玲司の下でアシスタントの傍らマンガ家として活動。心温まるストーリが得意で「赤灯えれじい」でちばてつや賞受賞。
きらたかし – Wikipedia
人を選ぶ絵柄かもしれませんが、
感情が伝わる絵が得意な漫画家です。
「赤灯えれじい」では、
細やかな感情が伝わる表情や、
気まずい空気を表現する間がとても俊逸で、
きらたかしじゃないと書けない漫画を描く。
また、バイク好きだそうで作中にはよくバイクが出てきます。
赤灯えれじいの登場人物
柳川智司
通称サトシ
ヘタレでどんくさい、妄想癖のある真面目な高卒少年。
運が悪いのか真面目過ぎるのか。
このままじゃだめだなぁと思いながらも、なかなか行動しないイマイチ不器用なフリーター。
チーコとの出会いをきっかけに、自立し就職へと動き出す。
ゆっくりゆっくり成長していく姿と一生懸命さが空回りする姿は、どんくさいのに憎めない。
意外とやるときはやるのが、応援したくなる。
秋山智子
通称チーコ
意地っ張りで喧嘩っ早い、恥ずかしがり屋の元ヤンキー。
意地っ張りすぎるのか、曲がったことが嫌いなのか。
とにかく手が早い。
不器用すぎて人に頼れず、もっと素直になれよと思いながら気持ちが分かりすぎるのでとても共感してしまいます。
サトシと出会うことで、ゆっくり過ぎるくらいゆっくり素直な1面を見せる。
意地を張りすぎて素直になれない人は、感情移入のしすぎに注意しましょう。
赤灯えれじいのあらすじ
大阪府東大阪市を舞台に、
交通警備員のアルバイトで二人は出会う。
性格が正反対の二人は、
サトシの行動をきっかけに不意に距離を縮めていく。
が、
サトシの早すぎる告白に距離を置くチーコ。
連絡が取れず悶々とする日々を過ごすサトシ。
ある日サトシの携帯に、チーコからメールが来る。
「同じ日にバイトのシフトはいらへん?」
嬉しさと不安を感じながら返事を送るサトシ。
交通警備のアルバイト中も普段と変わらないチーコに、
安心するサトシだったが、何も言えずにいつも通りにアルバイトが終わる。
その日はそのまま別れるが、
後日、
チーコがアルバイトを辞めたことが知らされる。
何も言えなかったことを後悔するサトシ。
その時、ヘタレの少年がとる行動はやはり・・・
赤灯えれじいをおすすめする人
キュンキュンしたい人や、
きれいな絵柄の漫画を読みたい人にはおすすめしません。
ですが、
不器用な二人がケンカを重ねながら、
ゆっくりゆっくりと成長していく姿は、
読んでいて二人を応援したくなるはずです。
赤灯えれじいの感想
不器用な二人がぶつかりながら成長する、身近で共感できる物語でした。
「赤灯えれじい」はキラキラした憧れの理想を描く恋愛漫画ではありません。
ですが出会いから同棲、
すれ違いからの失敗の数々。
意地っ張りで謝れないチーコや、
歩み寄りたいけど声がかけれない不器用なサトシ。
共感できる気持ちや身に覚えがある思い出がたくさん出てきました。
わたしは連載時に読むことができませんでした。
あのころに読んでれば、
もっと上手にできただろうなと思うことがたくさんあります。
今でもラインでメッセージを作っても送信できないなんて、
あなたも共感できるはず。
今でも読むたび感情移入しすぎて、
ここで意地はると後悔するぞと思いながら目頭が熱くなります。
赤灯えれじいは感情が伝わる漫画です。
そして二人が大切にしてることはなにか、
読み終わるころにはあなたにも伝わる漫画です。
まとめ
捨てられない漫画、「赤灯えれじい」を読み返して泣いてしまったので紹介しました。
大阪府東大阪市を舞台に、
初恋でもない。
運命的でもない。
ありがちな日常から始まる恋愛青春ストーリーで、
不器用な二人がゆっくりと成長していく姿を応援したくなる漫画です。
余分な一言でケンカしてしまう。
意地を張って仲直りできない。
不器用すぎて上手く伝えられない。
そんな経験がある人にとてもおすすめしたい漫画です。
「赤灯えれじい」を読むと、
共感する事や身に覚えがある思い出がたくさん出てきます。
サトシやチーコの表情から感情が伝わってくる。
気持ちのこもった一言ですべてを変えることができる
そんなことを教えてくれる漫画です。
ぜひ読んでください。
心の余裕につながる小説「アルジャーノンに花束を」の紹介もしています。
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