「シュタゲ」のことは、おもしろいけどハードルが高いらしい程度の知識だった。
思春期の思い出
黒歴史の懐かしさと中二病のワクワク感
岡部の痛さ、紅莉栖のツンデレ、萌郁のおぱい
だから今1秒ごとにー世界線を超えてー
どうも「エル・プサイ・コングルゥ」。シュタゲに染まったよるです。
あなたは今、どの世界線に立っているかご存知だろうか。
実はこの世界はいくつもの世界線が収束してたどり着いた1つの世界線に過ぎない。
「過去を無かったことにしてはいけない」
この記事では、圧倒的主観で「シュタゲ」の素晴らしさを紹介していく。(以下、ネタバレストーム)
ツンとデレの絶妙なブレンドに興味のある変態はどうぞ。
シュタゲのあらすじ
一言で説明すると、特に意味はない単語の羅列が世界一胸熱なアニメ。
「シュタゲ」を見てない方のために軽く説明しとくと、シュタゲは「エル・プサイ・コングルゥ」に集約されている。
1つ過去を変えるたびに少しづつ未来がズレていく。
以下あらすじ。
ツンデレオタクのクリスによって偶然できた過去にメールを送れる電話レンジ(仮)の存在によって、中二病の原因幼馴染のまゆりが死に世界戦争が起きる未来が確定してしまう。
それをリーディングシュタイナー持ちの主人公「オカリン」がタイムリープを繰り返してながら世界線を渡り歩いて、失敗と葛藤を繰り返しながら幼馴染も世界も助かる世界線を見つけようって話だ。
ちなみに、原作はゲーム。
そして私の推しは「牧瀬紅莉栖」。
ツンデレだ。
アニメを見る上で推しを持つことは必須なのでぜひ参考にしてほしい。
「牧瀬紅莉栖」というツンデレブレンドの最高傑作をご存じだろうか。
ツンデレ属性、隠れオタク、一途という特殊スキルを持ち、あらゆる世界線で主人公「オカリン」をツンとデレの深淵に誘い込む貧乳ヒロインだ。
「牧瀬紅莉栖」と書いてクリスティーナと読む。
「オカリン」の助手であって助手でない。
ツンデレガチ勢の方には、ツンとデレの推し配合を教えてほしい。
ちなみに私の推し配合は、ツン35L、デレ20kg、天然4L、ドジっ子1.5kg、オタク800g、貧乳250g、一途100g、チラリズム80g、シャンプーの香り7.5g、大きめの上着5g、ノンデコネイル3g、少量の赤面顔だ。
シュタゲ10週目を見終わった感想
改めて伝えておくが。
この記事は、全人類がシュタゲを見たら世界平和につながると思っているバカが圧倒的主観で書いているのでご承知願いたい。
感想
今から10年前、ブラック飲食社畜で身も心もズタボロになり勢いで仕事を辞めた私は、アニメにハマった。
エヴァ、コードギアス、ブラックラグーン、その他もろもろ一通り名作と呼ばれるアニメを見終わり、シュタゲ初放送から遅れること4年。
批判と称賛が入り混じる賛否両論、人を選ぶ痛い神アニメに出会った。
つまらん、ネット用語ウゼェ、ノリがきつい、過大評価。
たった3話で挫折して草。
とりあえず、マンガを読みながらアニメを見るという禁断の流れ作業。
それ位つまらなかった。
気づいたらヒロインが死んだ。
「なんでや?」
巻戻しながら見直してるうちに、結末を知りたい衝動に駆られてラストまで一気見。
気づけば、1話から見直していた。
さすが無駄に時間だけはあるニート。
「ハマっとるやないかい」
タイムリープに至る経緯、ばら撒かれる伏線、深掘りされるキャラ、パラドックスの葛藤、怒涛の伏線回収。
初見には退屈な試練が立ちはだかるものの、乗り越えた暁に1年に1度は見返すアニメになっていた。
と同時に、「シュタゲつまらないのね、うんうん、最初はつまらないよね」という危うい謎の優越感も得てしまった。
まず1番素晴らしいのは、都合よく改変した過去を再び元に戻そうとする気概。
こんな仲間が欲しかった。
次に生まれ変わったら友達は大切にしよう。
あなたはタイムリープできたとして、自分に都合のいい未来を作った後に元に戻せるだろうか?
私はできない。
億万長者を味わった後で、もう1度塩ご飯を食べる日々には戻れない。
私は毎日お寿司を食べたいし、宙を走るスケートボードは手放したくないし、デロリアンを乗り回したい。
だがしかし、このアニメのキャラクターたちは圧倒的当事者力と自己犠牲精神をもって理想の未来をなかったことにしてしまう。
「なんでそんな決断ができるんや」
敗北感。
1人はみんなのために、みんなは1人のために。
俺がなくした大和魂をアニメのキャラクターが持っている。
思えば買っておいたプリン程度で喧嘩をしている私には、はなから大和魂なんて持ってなかった。
「ごめんなさい」
プリンに名前を書くみみっちさまで持ち合わせている私には、申し訳なさしか出てこない。
だがこれを見たあかつきには、次の日には信号は黄色でブレーキを踏むし、コンビニでも悠然と並べるし、右のプリンを食べられても笑顔で左のプリンを差し出すだろう。
これだけでも見る価値がある。
見終わるたびにオレは優しくなる。なった気がする。
モラルと教養を取り戻したような気がしないでもない。
次に訳あって中二病を演じている主人公のオカリンだ。
実は彼、訳あって中二病を演じている。
初見の方のほとんどはあまりのウザさと寒さに辟易してドロップアウトするかもしれない。
中二病であり、陰キャであり、妄想癖があり、どうでもいいことは良くしゃべるくせにきれいな女性の前ではドギマギする。
「あれ?俺じゃね?」
そう、オカリンは陰キャ代表。
彼は、オカリンでありながらマッドサイエンティストであり鳳凰院凶真であり、岡部倫太郎でもある。
例えるなら、仕事の顔、プライベートの顔、1人でオナニーしている時の顔を持ち合わせているということ。
そんな彼が、過去を書き換えるために何度もタイムリープを繰り返す。
あなたは後悔していることはないだろうか?
あんなところにエロ本を隠していなければ、酔った勢いで課金していなければ、プリンに名前を書いておけば。
感情移入しないわけにはいかないだろう。
ちなみに、本名「岡部倫太郎」のオカリンはリーディングシュタイナーというパラレルワールドの記憶を覚えているという特殊スキルを持っている。
誰もが初めて見た時は、あまりの鬱陶しさに卒倒し騙されたと思うだろう。
だがしかし、見進めていくうちにあなたも彼に共感していくはずだ。
特に職場とプライベートを分けている方ほどオカリンに注目してみてほしい。
さらに、オカリンは心の折れない強さを持っている。
肉体的にではない。精神的な心の強さ。
彼は幼馴染のまゆりのために中二病を演じている。
「え?かっこよすぎないか?」
なんという道化、なんという強靭な精神。
周りからあざ笑われながらピエロで居続けるなんてできるだろうか?
しかも彼は理系の秀才。
やらない善よりやる偽善どころの話ではない。
生半可な献身性ではとてもプライドが持たない。
しかし、そんな彼もタイムリープを繰り返し幼馴染の死を見続けるうちに心がへし折られてしまう。
想像してほしい。
なんど繰り返しても同じ過ちから抜け出せないことを、どれだけ早く帰ろうとヒステリーの波にのまれてしまうことを。
あなたは耐えられるだろうか。
そんな彼の姿を追ううちにオカリンを応援している気持に気づくだろう。
そして、忘れてはいけないのがツンデレヒロインの牧瀬紅莉栖だ。
「なんぞこれ!」と言ってしまう系女子だ。
まずかわいい。
いそうで、いなそうで、いそう。
この感覚が大切。
忘れてはいけないのが、アニメとはいえ現実からかけ離れすぎてはいけない。
最近のなんでも目は大きい方がいいという風潮とは一線を画す、少し切長のキリッとした目。
オタクを隠すこともなくなりつつある現代において、隠れネラーという点もポイントが高い。
コレはチラリズムの良さがわかるツンデレガチ勢なら説明不要だろう。
そして絶滅の危機を今まさに迎えようとしているツンデレ。
このツンとデレを絶妙な配分で内包する。
この魅力の攻撃力については語るまでもない。
おそらくベギラゴン。いやイオナズンくらいの破壊力はあるかもしれない。
ここで大事なのはマダンテまではいかないというところが、逆説的に破壊力を増している。
ちなみに彼女が欲しいものはマイフォークなんだが、彼女のためならクリストフルのカトラリーをスパチャしたいくらいだ。
そしてもう一つの魅力が天才。
タイムリープマシンを作ったこともさることながら、驚異的な理解力と建設的な議論にも平然と答えてくれる。
あなたはプリンを食べたことを追求した結果、叫び声をあげ、過去を掘り返し、部屋が破壊されたことはないだろうか?
空っぽのプリン。響き渡る高い声。空き巣が入ったかのような部屋。
まさに自然災害。
残念なことに、これに対応している保険などない。
みなまでは言うまいが、これほど魅力的なヒロインはいないだろう。
マルチエンディングをすべて回収するという欲張りアニメ
アニメを見ていて、「おいおいそんな都合よくいくわけねぇだろ」と思ったことはないだろうか?
金縛りにあうと思ったら幽霊は巨乳のお姉さんだった、呪いのビデオから出てきた貞子は巨乳だった、レンタルビデオを借りたらテレビから女の子が出てきた。
実は私も夢を追いかけていた頃、手当たり次第にレンタルビデオを借りて莫大な延滞金を払ったことがあるが。
たとえば、RPGをやってもNPCに話しかけずにはいられない。行き止まりと分かっていてもダンジョンは突き当たりたい。ミミックと分かっていても開けずにはいられない。
そんな方は、「シュタゲ」の視聴をオススメする。
バッドエンドもハッピーエンドもこれでもかというくらい見せてくれるからだ。
世の中そんな甘くねぇぞという教訓。
まさにリアリティの塊。
ちなみに、エンディング分岐で「シュタインズ・ゲートゼロ」もある。
真帆かわいい。
最後にお伝えしたいのは、ストーリーの整合性と複線回収だ。
コレはまぁよくネットで見かけるので割愛するが、一言だけ言わせてもらうとすんごい。
いまや、ちょっとの粗でも晒そうものならあっという間に袋叩きになってしまうご時世だ。
それがクライマックスに向けて怒涛のように回収していく。
まさに圧巻。
その姿は、初めて付き合った女子に好きなところを言い合うと提案されたくらい胸が高鳴ることは間違いない。
さすが元祖複線回収アニメだ。
余談だが、サブタイトルも俊逸だ。
ちなみに、私の好きなサブタイトルは「存在了解のメルト」。
エヴァ好きならぜひ着目してほしい。
学のない私には何を言っているのか訳は分からないが、とにかくすんごい。
誰かわかる人がいれば教えてほしい。
まだまだ、ボロアパートに住む爆乳メンヘラ美女や未来から来たボクっ子女子。最終ミッション「オペレーション・スクルド」など魅力は満載だ。
「確定した過去を変えずに未来を変えろ」
うぉぉぉぉぉぉかっけぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!
ツンとデレの絶妙なブレンドに興味のある変態
仕事と彼女を選べなかった方
友達から関係を進展させたい方
秋葉原の歴史が知りたい方
以上の方は一見の価値あり。
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